高齢化社会が進む今、医療現場では看護師の需要が高まり続けています。
地域にとって重要な人材を輩出する「熊谷准看護学校」を取材をさせていただきました!
熊谷准看護学校は、昭和30年に准看護師育成を目的に設立された養成所です。
これまでに1,300名を超える卒業生を輩出し、地域医療に貢献しています。
場所はこちら。
熊谷駅からバスで10分ほど
熊谷准看護学校は、西熊谷病院の所属で隣接されています。
まず、学校設備や学習環境について、副校長先生にご案内いただきました。
准看護師とは?
准看護師は、診療補助や看護をおこなう医療従事者ですが、
看護師との大きな違いは「医師、歯科医師、又は看護師の指示のもとに、療養上の世話や診療の補助を、対象者の安楽を配慮し安全に実施することができる能力」が必要とされることです。
自らの判断で処置をおこなうことはできません。看護師は国家試験の合格を経て、厚生労働大臣から免許を受けるのに対し、准看護師は、都道府県試験の合格を経て、都道府県知事から免許を受けます。
准看護師としての実務経験と看護師養成所課程を修了することで、看護師の国家試験の受験資格が得られます。
働きながらキャリアアップを目指すことも可能です。
准看護学校は、義務教育を修了している方であれば、どなたでも受験できます。
続いて、校内を見学させていただきました。
学校設備の見学
学校施設は建物の3階にあります。教室・図書室・学生ホール・実習室などを中心にご案内いただきました。
建物の2階には、学校と介護老人保健施設との共有部分であるホールや会議室があります。
※2階の一部と1階は、介護老人保健施設が使用しているとご紹介がありました。
訪問当日、教室では授業が行われていました。
教室は学年ごとに分かれています。二年制の学校で、1学年の定員は25名です。(2025年現在)
熊谷准看護学校では、多くの外部講師と提携しています。
講師の多くは現役で働いている方々で、現場のリアルな声を直接聞くことができるそうです。
隣接の西熊谷病院・埼玉慈恵病院の医師や看護師、熊谷医師会所属の医師、埼玉医科大学の教授や看護師などと提携しています。
こちらは図書室です。
学生だけでなく、看護師課程に進学している卒業生も専門書を借りに来るなど、気軽に利用されています。
信用や尊重を重視する校風で、図書も大切に使用されており、こちらの図書室での紛失は1冊も無いそうです。
学生ホールは、学生が休憩をとったり、隣接の病院のスタッフ研修などで活用されています。
西熊谷病院に入院されている方の家族会の場としても利用されているそうです。
たくさんの消耗品や備品が、整然と保管されていました。
現場では「どこに何があるか」を把握することが重要なため、整理整頓を徹底しているそうです。
もく浴槽などの設備は、授業での指導がしやすいように、配置にも工夫がされているそうです。
ベッドの配置は、実際の病院の病床環境に基づいて設計されています。
現場に近い環境を整えることで、患者の方への配慮や対応力を養うことを目的としているそうです。
素人の感想ではありますが、学校設備は新しく、大変充実してる印象でした!
学校見学は以上です。その2では、教員の方のお話をご紹介いたします。
熊谷准看護学校は、次年度の学生を募集しています。
説明会などが定期的に開催されていますので、ご興味ある方は公式情報をご確認ください。
リンク
副校長先生、職員・学生の皆様、ご対応ありがとうございました!