地域にとって重要な人材を輩出する「熊谷准看護学校」を取材をさせていただきました!
その1はこちらの記事をご覧ください。
場所はこちら。
学校見学をさせていただいた後に、副校長先生にお話を伺いました。
熊谷准看護学校について
まずは学校について、ご紹介いただけますか。
1学年25名のコンパクトな学校ではありますが、昭和30年に設立されて以来、1,300名を超える卒業生を輩出しています。
当校の准看護師資格試験を受験した生徒は、100%合格し、免許を取得しています。
埼玉県の准看護学校の状況について、教えて下さい。
埼玉県には准看護学校が16校ほどありますが、定員割れが続く学校もあり、准看護学校は縮小してくことが決定しているのが現状です。(2025年現在)
大学志向の流れがもともとあったうえに、コロナ禍を経て、医療職を希望する人が少なくなったことも、影響しているのではないかと感じています。
そのような厳しい環境の中でも、当校は定員を維持できています。
准看護師は、社会人の方や既卒の方が目指しやすいと感じております。
学校側の印象をお聞かせください。
ここ数年既卒の方がとても増えています。特に昨年から入学者の平均年齢も高くなってきています。
もちろん少子化の影響もありますが、新しいキャリアに挑戦しようとする方が増えている印象です。
そのような方々の学び直しを支える場になれていると実感しています。
男性の生徒も増えておりますので、男女ともに利用しやすい学校設備を整えています。
若年者以外でも、学びやすくなるような工夫や環境づくりはありますか。
年齢に関係なく、誰にでも分かりやすい授業を心がけています。
最近は動画配信にも力を入れ、授業時間外でも繰り返し学べるように、コンテンツを充実させています。
先生たちは、授業の組み立てを工夫するだけでなく、臨地実習や准看護師試験対策などにも力を入れ、一人ひとりに寄り添った指導を行っています。
教職員と学生の距離が近く、なんでも相談しやすい環境になっていると思います。
そのような点からか、当校はよく「アットホームな学校」と言われます。
※教育理念として『ぬくもり』を大切にしていることも、アットホームな理由の1つかもしれません。
最後に、看護師・准看護師を目指す方へのメッセージをお願いします!
看護の世界は『患者さまや利用者さまから、学ばせていただく』という謙虚な心を持って働けば、必ずやりがいを感じられる仕事だと思います。
まずはこの世界に飛び込み、自分自身で体験してみてください。
たった2年間の学びが、長い人生を大きく支える力になるはずです。
熊谷准看護学校は、次年度の学生を募集しています。
説明会などが定期的に開催されていますので、ご興味ある方は公式情報をご確認ください。
埼玉県では、将来の看護師を目指す人を増やすために、「看護師の職業体験プログラム」をスタートしており、熊谷准看護学校も今年から開催しているそうです。
その3では、学生インタビューを掲載させていただく予定です!
リンク
副校長先生、職員・学生の皆様、ご対応ありがとうございました!